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外務省の桜

  • honchikojisitenji
  • 3月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月8日

外務省、農林水産省、経済産業省、財務省に囲まれた交差点の外務省の角に白っぽい花弁の桜が咲き出しました。霞ヶ関界隈では、外務省の桜と言われている桜ですが、6~7本ほどが花を着けています。農林省側の街路、この角から国会議事堂に向って上る坂の側にはソメイヨシノが並んでいますが、まだ蕾が小さいです。この桜は毎年このソメイヨシノ(染井吉野)より数日から一週間近く早く咲き出し満開を迎えるので、特に目を引くのです。

写真は昨日3月21日、国際森林デーに撮ったものです。


この桜は、イトウザクラ(伊東桜)という品種だそうで、伊豆の伊東市から外務省に贈られた桜だということです。霞ヶ関で外務省の桜と呼んでいる人もソメイヨシノだと思っている人が多いかもしれません。日当たりが良いからとか地下鉄の熱い空気が放出されるから、といった話も聞きましたが、花の色が少し違って白がかっています。


坂を上っていくと、外務省側にピンクの花弁の桜が咲いています。

写真がブレてしまっていて、すみません。

これは、ヨウコウ(陽光)?という種類の桜らしいです。1981年に品種登録された比較的新しい品種です。これもいつもソメイヨシノよりも早く咲き出します。イトウザクラとは同じか若干早い開花のように記憶しています。カワヅザクラ(河津桜)と同じようにカンヒザクラ(寒緋桜)を片親に持つため、ピンクが濃く、早咲きなのです。カンヒザクラを親にしたピンクの濃い早咲きの品種はほかにも色々あるようで、ソメイヨシノによる一面の桜の花を待つ身にとっても、ひと足早い桜として目を楽しませてくれます。概して、花を着けている期間が長い品種が多いようで、ソメイヨシノ一辺倒ではないお花見ができるので、もっと植えられて見る者を楽しませて欲しいと思います。

病気に弱い、寿命が短いソメイヨシノの後継種としてジンダイアケボノ(神代曙)やコマツオトメ(小松乙女)が推奨されています。ソメイヨシノの一斉に咲くお花見にあやかって、それ一色に植えられたりしているようですが、花の時期をずらしたり、長く楽しめるというのも少し混ぜながら植えると、花見時期の当たりはずれも少しは和らぐのではないでしょうか?

 
 
 

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