山の日(8月11日)
- honchikojisitenji
- 9月7日
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山の日全国大会のために訪れた大野盆地の風景。方向は定かではありませんが、日本百名山荒島岳の方向に向けて撮ったつもりですが…
山には雲が沸き、恵みの雨を降らせてくれます。

山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する「山の日」。国民の祝日ですが、海の日とどちらが親しまれているでしょうか? どちらも水に関係した夏の祝日です。
雨が少ない今年の夏、何とか里の田んぼを潤しているのは山から流れてくる水です。もちろん、山の土壌中に貯められる水には限界があり、森林の草木も水を吸うので、無制限に水が流れてくるわけではありません。急流が多く、雨が多くても海に流れ出やすい水ですからダムも必要ですが、ダムにたまる水はそもそも森林から出てくる水です。九頭竜川水系の水が、大野盆地から勝山、永平寺の山峡を縫って、福井平野の北側に出て里を潤してきました。日本酒の名産地もあります。
また、この大野盆地は地下に大きな水がめがあることがわかっていて、大野の町中に清水(しょうず)と言われるきれいな湧水が湧き出す場所があちこちあります。そして、その清水は人々の暮らしに密着して利用されてきました。大野の街づくりのキーポイントですし、観光資源としても生かされています。山と水、切っても切り離せないつながりです。


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