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金沢の天徳院

  • honchikojisitenji
  • 3 時間前
  • 読了時間: 2分
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金沢に帰省してきました。

最近、金沢に帰るといつも行くお気に入りが天徳院です。兼六園小立野口から徒歩25分ほど。

金沢に観光客がべらぼうに増えて、金沢らしい歴史を感じるところはどこも観光客でいっぱい。地域の活性化を特に考えなくても、サービス産業は活性化しています。しかし、金沢という歴史のある町が現代に創造できているかは微妙かもしれません。

ここ、天徳院はほとんど観光客が訪れていないスポットですが、この立派な山門や境内の植え込みなどはのんびりとして、ほんとうに心落ち着くお寺です。以前京都のお気に入りのお寺も書きましたが、そんなところに観光客がたくさん来ても困るでしょうが…


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山門を入るとまっすぐに本堂が見えますが、山門と本堂は左右に四角く伸びた回廊でつながっています。その四角い境内の中の森閑とした植え込みのたたずまいが素晴らしく、長く居てもまったく飽きません。私はここだけで満足してしまい、いまだ拝観したことはありませんけれど、本堂を拝観することもできます。御多分に漏れず、幼稚園が隣接しており、平日には子供たちの声が境内の静寂を破って漏れてくることがありますが、それも一興です。お寺はお坊さんたちにとっては修行の場ではありますが、信者や地域の檀家のお世話だけでなく、江戸時代には住民の身元引受的な役割を果たしていました。地域への布教というだけでなく、地域住民の暮らしの安定というお寺の役割からすれば、子供とお寺は相反するものではありません。お寺は地域の子供たちを育む役割を持つことが必要であると思います。子供たちの心に仏のお導きを植え育てることはきっと重要だと思います。

お寺を地域の創造に重要なカギとして考えることも必要だと思いますが、宗教と日本人の関係性は一筋縄ではいきませんね。



 
 
 

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