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上信電気鉄道

  • honchikojisitenji
  • 3月8日
  • 読了時間: 2分

私はいわゆる鉄ちゃんではないので、鉄道車両の写真を撮ることはあまりないのですが、今回、初めて上信電鉄という鉄道に乗りました。その車両の写真です。二両連結の長い車両でした。隣はJR高崎線、そして上越・北陸新幹線の線路です。

高崎から下仁田行きの電車に、上州福島駅まで30分ほど乗車しました。土曜のお昼でしたが、車内はガラガラという感じでした。上信電鉄の上は上州、信は多分信州のことだと思います。元々は上野鉄道として発足したのだそうですが、大正10年に上信電気鉄道に商号変更し、大正13年には全線電化しています。下仁田から信州の佐久地方まで繋ぐ計画だったのかもしれませんが、すぐ北側を高崎~安中~横川~軽井沢・佐久地方を結ぶ官設鉄道(その後の信越本線)が並行して走っているので、どんな必要性が当時あったのかと興味深く感じます。この鉄道はもともと沿線の鉄や石灰の鉱山のための資材運搬鉄道の役目もあったようですが、信州からも富岡へ生糸を運搬することなどが考えられていたのでしょうか?下仁田から奥の山、佐久地域の木材もその運搬物資の対象だったのかもしれません。

この鉄道は、下仁田という町の駅が終点です。人口減少で消滅自治体に最も近いなどと言われている南牧村にとっては最寄り駅です。下仁田町は下仁田ネギで有名なところですが、この町もやはり人口減少が止まりません。

しかし、群馬県第一の経済都市である高崎市と世界遺産の製糸工場跡がある富岡市とを結んでおり、途中には、高崎商科大学前という駅もあり、通勤・通学にしても観光にしてもそれなりの乗客が見込まれる鉄道路線ではないかと思います。現在は車社会なので、日常的には、車を使わない方の足でしかありませんが、インフラとして鉄道があるのとないのとでは、地域の創造を進める際に大きな違いはあると思います。

 
 
 

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