こんぴらさん
- honchikojisitenji
- 8月23日
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高松に行った帰り、飛行機の待ち時間を利用して、朝から、こんぴらさんとして有名な香川の金刀比羅宮にお参りしてきました。高松から琴電に揺られて、琴平駅に降り立ち、785段の石段で有名な参道を上りました。朝から陽射しが暑い。日陰を伝って、歩いていきます。
御本宮まで登りお参りをして、汗が引くのを待つ間、しばし讃岐平野を望みました。
山々の形が色々で面白いですね。富士山のような形をした山は讃岐富士といわれる飯野山。火山なんでしょうか?四国には火山はないはずですので、太古の昔に作られた火山岩や溶岩に、浸食と表層崩壊が360度にまんべんなく起こった結果でしょう。てっぺんに硬い岩の層があるとそうなることがあるそうです。瀬戸内で強い雨があまり降らないことも効いているのかもしれません。讃岐平野には、讃岐七富士といわれる美しい円錐形の山があるのと源平合戦の舞台の屋島のように台地上になった丘があるそうです。大地になったものはてっぺんの硬い岩層の下に軟らかい層が厚めにあって、浸食が早く進み、てっぺんの硬い岩層が崩壊を起こす場合に起こるようです。属地的な軟らかい層の分布、厚さで山の形が変わり、面白い山の形の多様性が生まれるのでしょう。

金刀比羅宮は象頭山の中腹に鎮座しています。
奥社まではさらに600段の石段を登らなければならないそうで、空港までの時間が心許なかったので、ここで下りました。

朝方の登りの時は静かだった参道も、下ってくるとだいぶ賑わい始めていました。登ってきた御本宮が中央に見えます。
参道に讃岐うどんのお店があります。空海上人がこの地に伝えたといううどん、讃岐うどん発祥の地です。ご当地銘菓の灸まんの看板も見えます。お土産に買って帰りました。
参拝客をもてなすために発達する門前町。
寺社は、地域住民に信仰や安心をもたらしているだけではなく、祭礼もあって、参拝客の集客力によって経済的な恩恵ももたらし、地域にとって多様な重要性を持っています。特にこんぴらさんは、海の安全の神様というだけでなく、五穀豊穣、大漁、商売繁盛など経済的な豊かさももたらしてくれる神様として遠方より広く信仰を集めていますから、参拝客も気前が良い方が多いのでしょう。
地域の創造を考える際に、寺社の存在をどう位置付けたらよいのかは千差万別ではありますが、カギとなるものの一つです。
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