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観光と宗教

  • honchikojisitenji
  • 2024年7月8日
  • 読了時間: 2分

全国どこでも、古いお寺や神社は観光スポットとなることが多いのですが、殊に、京都や奈良やその近辺においては、重要な観光資源だと思います。


特にこのところの京都の観光客の多さは外国人観光客に負うところが大きいようです。外国人にとって、自分たちと違う宗教の異質性が目新しいこともありますが、古い宗教施設が大きいだけでなく、自然や庭園と一体となっていたりしていることは日本文化を端的に感じることができる施設なのでしょう。古いお寺や神社だけでなく、周囲の木々の緑や花の自然の姿、それを清々しく管理している境内地や庭園が観光資源として重要なのではないかと思います。


当然、口コミというSNSの影響は大きいものがあります。


写真は京都の〇〇〇〇〇〇というお寺です。境内に入りお参りするだけであれば、拝観料は必要ありません。口コミに上らないためなのでしょうが、大きな境内地には観光客がまばらで、その静謐さは抜群です。私のお気に入り。花の時期も、緑の時期も、紅葉の時期も、そして雪化粧の時期も、このお寺はいつも美しく静かに迎えてくれ、他の観光地の喧騒とは別世界の京都の醍醐味を味わわせてくれる場所です。


地域の創造について、人口、人の訪れを増やすことに目を向けがちでしたが、そのような中で、このような場所を維持していく底力を蓄えられることが大事なのだとも思いました。とても難しい課題です。文化の蓄積が長く深い京都だからできることなのかもしれません。

 
 
 

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