田んぼアートを見学
- honchikojisitenji
- 2024年8月19日
- 読了時間: 2分
埼玉県行田市の田んぼアートをご存じですか?
田んぼアートとは、葉や穂などの色の違う稲の品種(黒紫、赤紫、白、黄、緑)をあらかじめ決めたデザインに沿って植え分けて、稲が成長するとともに色の違いが鮮明になり、田んぼ自身がキャンバスにも絵具にもなった絵を創り出す取組です。
今年は、能登半島地震からの復興を祈願するキリコ祭りのデザインとなっています。とても素敵な感動をいただきました。
観光施設である古代蓮会館に建てられていた高さ50メートルの行田タワー(展望室)という建物がありますが、その展望室から眺めることを想定した約2.8ヘクタールの絵です。このタワー、平らな地形が続く行田の田んぼの中に建てられたのですが、見物するにも周りは田んぼと古墳遺跡の林ばかり。ちょっと、刺激というか見ものが乏しかったところ、青森県田舎館村が取り組んでいた田んぼアートを勉強してこのタワーの裾に絵を描いたのです。2008年に始まり、今年で16作目ということですが、最大の面積規模の田んぼアートとして2015年にギネス認定されています。水田地域の行田市の地域創造の取組として、順調に成長を遂げてきたんですね。50メートル上から見たデザインに沿って田んぼを測量して、植え付けているのです。
田植えボランティアの募集や観覧の長期性、デザインに応じた集客展示や物販など色々工夫しながら続いており、地域の方々も誇りや楽しみにしているようでした。
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