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洪水災害の傷跡

  • honchikojisitenji
  • 2024年11月19日
  • 読了時間: 2分

先日、熊本県人吉市に行ってきました。4年前に大きな洪水災害に見舞われた町です。私の先輩のご自宅は、母屋は被害がなかったのですが、低い場所にあった倉庫兼事務所が流されてしまったそうです。

写真は人吉駅です。熊本県八代と鹿児島県吉松を結ぶ肥薩線が被害を受け、未だ復旧しておらず、駅は切符売り場と観光案内所が営業しているだけでした。綺麗にはされていますが、訪れるお客様が少なく、洪水災害の影響がまだまだ残っていました。

街中は、新しい家や建物が建ったりしており、結構、賑わいも取り戻してきているように感じましたが、この駅を見ると、そうではないことがわかります。

次の写真は氾濫した球磨川に望む人吉城址です。左から流れてくるのが球磨川の左岸で、右側の小河川とは全然川の趣が異なります。球磨川には上流から流れてきた石礫が堆積しています。

人吉城址には観光客向けの展示館などがあるのですが、洪水被害が復旧しておらず休館していました。

地域の創生において、災害の未然防止はとても大事なことですが、地域にとって掛かるお金の額もそれなりに大きく、後手を踏むのが常で、被害を受けてからの対応に莫大なお金をかけることになりがちですし、時間もかかり、地域の活力を大きく低下させる結果になりかねません。最近の雨の降り方が激しくなってきていることは間違いないので、地域の防災対策、避難などの災害時対応に行政のみならず民間も心を配らなければ、郷土は維持できなくなっていくのです。

 
 
 

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