大阪の地域創造
- honchikojisitenji
- 2024年7月27日
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商業の街、大阪の大正時代のシンボル、中之島にある大阪市中央公会堂です。大坂の証券取引所の大立者の岩本栄之助が私財を寄付して建設された公共施設のホールです。株で得た利益を公共のために使いたいとの考えから、私財を投じたものと言われています。完成を見る前に、株で莫大な損失を被り、岩本本人は自殺しました。わずか39歳でした。現在も公共の施設として、貸ホール、貸会議室として使われている国の重要文化財です。
大阪は江戸時代以前から商業の街として繁栄し、商人たちが公共の投資も行いつつ栄えましたが、高度経済成長を過ぎて人口も減少し、経済・産業の地盤沈下が言われてきました。
しかし、このところ、大阪の地域の創造に向けて色々なことが図られています。そのエネルギーは熱く、一時は減っていた人口も下げ止まり、今は徐々に増えるようになってきました。大阪のように潜在的な力が蓄えられているところは、熱があれば、地域の新たな創造もやり遂げられるのだろうと思います。
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