千鳥ヶ淵の桜
- honchikojisitenji
- 3月9日
- 読了時間: 2分
3月になって、やたら暖かくなったと思ったら、急に寒くなったり、桜の花芽もたいへんだと思います。そこで、しばらくは桜の話題を。地域の創造にも一斉に咲く花は大きな役割を果たす場面があります。
写真は、東京の桜の名所千鳥ヶ淵の緑道です。まだまだ、ソメイヨシノの蕾は開く準備を始めたくらいで膨らんでは来ていませんが、寒桜の一種が咲いていました。花見の時期には、この緑道が花見客で満員になります。向うに見える鳥居は靖国神社の鳥居です。靖国神社には気象庁の東京地区の標準木があります。すぐ隣なのですが、千鳥ヶ淵は大きく水面に面しているからか、標準木よりも数日遅れて開花、満開を迎えているような感じがします。

私は、千鳥ヶ淵の桜の魅力はお堀の対岸の皇居側の桜にあると思っています。
次は皇居側のソメイヨシノの写真です。

人が立ち入ることを想定していないので枝を切ったり支えたりしておらず、たっぷりと間隔をあけて植えられたソメイヨシノの思い切り枝を伸ばしている野趣にあふれた姿が見られます。お堀側にぐっと枝を伸ばしているのも陽光を目いっぱいに受けようとしているのです。
ソメイヨシノはたくさんの陽光を求める樹で、にもかかわらず、あまり背が高くなりません。ですから、枝葉は横に大きく広げようとします。それが自然な姿なのです。
湖面にボートを出して、その野趣に富んだ花の姿を間近に見られるのも良いですね。
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