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おもちゃ美術館の拡がり

おもちゃ美術館という施設が東京から全国に拡がっています。展示物は木のおもちゃを中心に、地域の玩具など。子どもがおもちゃで遊ぶことができる空間が広がっています。子供たちは無心に遊ぶのですが、保護者の皆さんも、一緒に遊ぶことで、数時間にわたってスマホに目をやることもなく子どもと接することができる場になっているのです。だから、子どもにも保護者にも大人気で、全国的な拡がりを見せているのでしょう。今は、花巻、東京、檜原、焼津、木曽、讃岐、徳島、那賀町の8か所となっています。



これは先々週に木曽おもちゃ美術館で撮った写真です。休日には、一日500人もの家族が訪れるのだそうです。あまり家族数が多いとゆっくり遊べないので、入場制限することもあるそうです。



施設は廃校になった木造の小学校で、改装、耐震補強をして、講堂(体育館)部分は遊び、校舎部分は展示と使い分けていました。



木曽のおもちゃ美術館は木曽町の中心部から、さらに車で10分ほど山あいに入ったところ。周りは山に囲まれています。館内には食堂やおもちゃグッズショップもあります。

決して便利とは言えないところですが、リピーターのお客様がやって来るのだそうです。

展示施設には、地域の昔の民俗文化や学校生活を偲ばせるような展示もされていますが、

木工体験などのメニューも準備されていて、ボランティアの方々の楽しそうな目が素敵でした。

しかし、何といっても滞在時間が長いのは、講堂の遊びの施設。同じ遊びでも、次々とっかえひっかえ遊びを変えても、飽くことなく子どもが遊んでくれます。お金が地域に沢山落ちるわけではないでしょうが、地域の創造という意味で、子どもを惹きつけるのは、これからの一つの進み方になるのかもしれません。大人になってもその遊んだ時間を忘れないで欲しいです。

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