河津桜
- honchikojisitenji
- 3月22日
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更新日:4月4日
写真は、先週木曜日に撮った世田谷区役所、国士舘大学の近くの幼稚園の前に咲く河津桜です。濃いピンクの花が満開です。河津桜はもう一本あり、二本並んで咲いていました。

カワヅザクラはオオシマザクラ系の親木とカンヒザクラ系の親木の自然交配種と考えられています。伊豆の河津町の原野に自生していた木から増殖した苗を広く植えてきたものです。
今は東京でもあちこちで見られるようになりました。ソメイヨシノと同じく一つのクローンなので、気象条件には同じように反応し揃って咲くようです。
ソメイヨシノは寒さによって休眠が打破され、その後の一定の温量の累積によって開花するため、一度に揃って咲き2週間ほどで散りますが、カワヅザクラの開花は、年によってかなり違いがあるそうです。開花のメカニズムはよくわかっていないようですが、ソメイヨシノと異なりかなり長い期間花を着けているので、花を長く楽しめるようです。
河津地方では、この花を見に来る観光が地域の活性化に寄与しているようですし、毎春、ソメイヨシノに先立つ桜の話題としてテレビニュースなどで放映されることから、全国への知名度も高くなるという効果も高いものと思います。
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