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  • honchikojisitenji
  • 2月2日
  • 読了時間: 2分

1月末に新潟県の糸魚川市に行ってきました。北陸は大雪の情報が出ていましたが、長野は雪はあまり降っていませんでした。帰りの新幹線から見えた浅間山の写真です。気温がまだ高いのか、中腹より上にしか雪が積もっていませんでした。糸魚川もべた雪かみぞれが降っていて、山間部は大雪でJR大糸線が運行休止になったにもかかわらず、市街地は半透明のべちゃべちゃの雪が覆っている状況でした。今年の冬は気温が全般に高いため、この辺りでは標高の低いところは雪が積もらないようです。

積雪は北国の暮らしにとっては厄介なものです。私は、田植えに必要な雪解け水やスキー場の営業などの観点から、北国の地域にとって本来寒い季節は寒い方が良い、雪もそれなりに降った方が良いと思ってきましたが、今、高齢化した地域社会では、以前のような積雪は暮らしを危うくするものだと考え直しています。道路の除雪、屋根の雪下ろしができず危険になるだけでなく、食料や暖房などの暮らしの根本が変わってきており、買い物に行けなければ食べ物に不自由する、灯油が配達されないと寒さに凍えてしまうといったことも起こっています。

下の写真は、12月に福井に行った時の新幹線からの長野の飯山市あたりの降雪の状況です。新幹線のスピードを吹雪の風だと考えるとホワイトアウトの状況です。

海水温が高いために、日本海を渡る季節風の空気中の水蒸気量が多くて降雪量も増えている中、地域の創造のために雪をどう克服するか、利用するかがこれからの時代の課題になっていると思っていますが、さらに気温も高くなって雪が積もらなくなったときには、田植えの水はどう確保するのかなど違う課題も浮かび上がって来るでしょうし、急激な気候の変動は本当に対応が難しい問題ですね。要は、温暖化を押さえることができなければ、人の暮らしは右往左往することになってしまうということです。



 
 
 

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