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木造家屋の密集地域

  • honchikojisitenji
  • 7月19日
  • 読了時間: 2分

北陸新幹線車内から撮った糸魚川駅の北側の街並みです。向うはすぐ日本海です。

この場所のすぐ東側では、平成28年12月に大火がありました。幸い、死者はありませんでしたが、120棟の家屋が全焼するという大きな被害を受けました。ここら一帯は、古い木造家屋が密集する地域で、過去にも数回にわたって火災の被害を受けています。この大火を受けた地域は、昭和7年の火事の被害の跡地に再建された60年程経った建物が多かったようです。強風によって火の粉が舞い、飛び火して火災が拡大していったと考えられています。当時は、火事の危険が高いことはわかっていても、費用と生活の便の関係で駅の近くに密集して家を建てるしかなかったのでしょう。

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今回の火事の後には、ある程度広い道路が通り、区画が整理され、次の写真のような木造の公営の集合住宅も建てられました。火災の被害を防止するために木造を避けるのではなく、たいへん意欲的に、火災に強い木造の建物を建てたことに敬意を表します。

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木造の家に住んできた方にとって、RCなどの集合住宅に住まうというのは、なかなかたいへんなことなのかもしれませんから、このようなまちづくりをすることは、住民が出て行ってしまわないようにするためには大事なことなのかもしれません。

輪島の朝市通り辺りは、どのように復興されるのでしょうかね?

 
 
 

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