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木を使ったガソリンスタンド

  • honchikojisitenji
  • 2023年1月14日
  • 読了時間: 2分

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11月に高知に行ったときに、龍馬空港から高知市に行く道すがら(南国市)にあるガソリンスタンドです。スマートエコステーション南国バイパスという出光興産の環境配慮型SSです。給油場の屋根の裏側、事務所にCLTという集成パネル(厚さ90㎜)を使っています。表面にはいわゆる不燃木材という製品を貼ってあるそうです。87m³の国産木材が用いられており、高知産材が86%です。すべての全国展開企業が、このように、できるところは地域の木材、地域の建設事業者を使ってくだされば、地域に少しでもお金が入り循環させることが可能になります。そして利益を東京の本社に吸い上げるのではなく、その地域に再投資してもらえれば地域の振興に多大な貢献をすることになるだろうと思います。

二酸化炭素排出削減など環境保全の問題と併せて、どうかその地域の停滞や萎縮という問題の解決につなげることを意識して欲しいと思います。地域の経済が活発になれば、結果、このSSも賑わいます。

例えば、CLTの製造工場は岡山県にあるのですが、できれば地域の工場で製品化できる木材を用いてくださればなお素敵です。そのようなことを可能にする木材製品を開発、普及することも使われるためには大事です。

ガソリンなど燃える危険物を扱う給油所で、燃えやすいと認識されている木材を使うことにインパクトがありますが、それを実現するためには木材製品の性能が求められます。CLTや不燃木材などが利用されたのはそれ故です。当然、このガソリンスタンドの建設においては、所轄の消防本部、消防署の指導の下で、消防法の基準を満たす適切な資材を使用しています。兵庫県神戸市や埼玉県飯能市(東京に近い有名林業地です)でも建設中と聞きましたが、この2号店、3号店はまだ営業できていないらしいです。何で?と思いますが、高知と違って人口が多く建て込んだ地域ではさらに厳しい規制が課せられているのかもしれません。消防当局には、こんなところに木材を使うなよ、と思われているかもしれません。

都会は木材が使いづらい…


 
 
 

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