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木づかいシンポジウム2022

  • honchikojisitenji
  • 2022年10月11日
  • 読了時間: 2分

 さる10月7日、東京の室町三井ホールという華やかなところで、10月8日の木の日にちなんだ「木づかいシンポジウム2020」が再際されました。私も主催者側(一般社団法人全国木材組合連合会)の一人として参加いたしました。朝8時50分から夕方18時30分まで、まる一日の長丁場でしたが、話題が興味深いところを突いており、最後まで興味深く参加することができました。  木材の利用は、日本の国土の3分の2を占める森林、特に3割弱を占める人工林を資源として活かすもので、地方の地域の創造には欠かせない話です。しかし、人工林は、私たちの父母や祖父母、曽祖父母の世代が血と汗と涙を流して植えてきた宝物のはずでしたが、育てる時間が長くかかり、その間、お金にすることができなくて、私たちの世代は、これまで金食い虫の厄介ものとして、無関心以下の負の財産として見てしまってきたのです。

 近年、人工林の樹木が大きくなって、これを利用することが地域の課題ということで官民学で取り上げてきたことから、それまでは、無関心だった経済界、産業界の色々な方面から、様々なビジネスの提案や技術開発・商品開発の実践をいただくようになりました。少しはお金の匂いがするようになったのだと感じていました。その上に、SDGsという国連の持続可能な開発目標の達成のための循環型資源利用の実践(サーキュラーエコノミーと言われるようになりました)、日本政府による2050年カーボンニュートラル宣言に伴ってCO₂の吸収源や貯蔵庫の役割が注目され、その動きは加速拡大しています。正直、そのスピードが速すぎてなかなか付いていけないなぁ、と思ってもいました。今回のシンポジウムは、その中のわかりやすいところの集大成と言っても良いでしょう。

 参加できなかった方は、いずれ日本経済新聞のシンポジウムの様子が特集されるでしょうし、会議の様子の動画などもいずれ発信されるものと思います。その際には、ぜひご覧になってください。



 
 
 

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