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子どもたちに期待

  • honchikojisitenji
  • 2023年3月20日
  • 読了時間: 3分

先週の土曜日、東京農大の食と農の博物館で開催された環境書道展「いのちと木」と併設のミニフォーラムに行ってきました。玲書館という世田谷の書道教室の主催です。


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薄くスライスされた板(ツキ板という製品です)に和紙を貼って、その板に書を書いています。書道教室の生徒さん達の作品です。書の題材は絶滅危惧種。

これは館長先生の作品。

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この展示会に併せて行われたフォーラム「もしも森がなくなったら・・・」で子どもたちの質問にお答えしてきました。

木は勝手に生えるのですか? 小学校3年生の子のなかなかびっくりする質問です。

この書道教室は、高尾山や筑波山で森林整備のボランティア活動で山へ入ったり、屋久島で自然と触れ合ったりという活動と、野外で書を書く体験を組み合わせて、SDGsとか自然の命とかを森林や海の環境を体験させて考えさせながら、書を通じた人格形成を目指しています。

子供たちは世田谷の街場で育ったので、このような自然の体験の機会があるということは大事なことですが、小学校3年生のこの子供さんは、まだ小さかったのとコロナの期間で、きっと体験の機会に恵まれていなかったのでしょう。でも、最近どこかで自然に生えたような木を見たのでしょう。でも、身近では人が植えたと感じるような庭木、公園の樹木や街路樹の木々ばかり。本当に木が自然に生えてくるものなのか確信がなかったのでしょう。

森や林を守る為に、なぜ木を伐らなければいけないのか? 中学1年生の子の質問です。

木を伐るということと森を破壊することとは違うのは、もちろん森林・林業の関係者は理論的にはわかっているのですが、一つの生物個体の命が大事という視点から、木を伐るという行為が木の命を奪うことに見えるという子供の心にどのように答えられるでしょうか? 間伐という伐採行為が一本の木ではなく森全体を考えること、そして、それはまっすぐな木材をたくさん生産するためにたくさんの苗を植えた人工林で行われることに気づいてもらわなければなりません。また、このような木材を生産するするための人工林の伐採では、収穫をして植えて森林を再生産する循環させていくことが森林の破壊でないことを納得してもらう必要があります。話していくと、伐採で木の命を奪うことと、木の代わりに鉱物資源を使うことに由来して環境に負荷がかかることを比較することになるかもしれません。多様な樹木を伐ってしまい人間に都合の良い木だけを植えることに関しては、人間の自己中心的な活動であることを説明しなければならないかもしれません。

子どもにわかってもらうのは難しいですね。純粋に子どもが理解できる視点に立っていますし、子どもたちは経験していないことや学んでいないこともあるので、わかりやすく説明するためには、こちらも子どもの心と言葉に近づかなければなりません。でも、ごまかすわけにはいきません。未来の木材の消費者ですから、何としても木材のよき理解者になってもらわねければならないのです。

そう思ったのですが、うまく答えられたかなぁ。


 
 
 

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