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伊太祁曽神社の木祭り

  • honchikojisitenji
  • 2023年4月7日
  • 読了時間: 2分

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和歌山市内の伊太祁曽神社の木祭りに参拝してきました。4月の第一日曜日の恒例行事です。この神社の御祭神は五十猛命(イタケルノミコト)。素戔嗚尊(スサノオノミコト)の息子の神様になります。この拝殿の内側の境内にはその妹神の大屋津姫命(オオヤツヒメノミコト)、都麻津姫命(ツマツヒメノミコト)のお社(脇社)もあり、三柱併せて木の神様として祀られています。日本書紀では、父神からの命でこの三柱の神が日本中に樹木の種をまいたそうです。それゆえ、豊葦原瑞穂国と称された(たぶん湿地の多い)国土に木が生茂るようになったのでしょう。最後に、三柱ともに木(紀)の国和歌山の地に鎮座されたということのようです。このお祭りには主に畿内地域の木材業を営まれる方などが参拝してきましたが、餅まきをするので、一般の参拝客も多く訪れています。餅まきには300人ほどの方が集まりました。


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このような神様の縁は、地域の過去の仕事、産業と強く結びついています。和歌山は古い時代から木の国だったということなのです。現在の和歌山の林業、木材産業は、伐る木がない時代を経て他地域と同様に縮小してきました。木材産業も輸入材の製材工場が立地しましたが、それも今は消失しています。これからは地元の資源を活かして振興していく方向にあると聞きました。その時に、この地元の木の神様たちの存在は大きなきっかけになり、SDGsや脱炭素社会といった面で参拝者を集めることができるかもしれませんし、和歌山の木づかいの応援になってくれるかもしれません。

 
 
 

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